産後うつかな?と思ったときに助けられた言葉

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「もしかして、産後うつ?」と思った瞬間

出産してしばらく経った頃、ふと「私、なんでこんなに泣いてばかりいるんだろう」と思ったことがあります。赤ちゃんはかわいい。けれど、眠れない。ごはんを食べる時間も、トイレに行く余裕もない。そんな毎日が続くうちに、笑うことが減り、ふとした瞬間に涙が出るようになっていました。

「産後うつ」という言葉は知っていたけれど、自分には関係ないと思っていたんです。でも、ある日夫に「最近、笑ってないね」と言われたとき、心のどこかで「あ、やっぱり何かおかしいかも」と気づきました。

そこから少しずつ、自分の気持ちに正直になることを意識するようになりました。完璧な母親になろうとするあまり、心がどんどん疲れていっていたんですよね。

「休んでもいい」と言われた日のこと

その頃、産後ケアセンターのスタッフさんに言われた言葉が今も忘れられません。
「あなたが笑っていることが、赤ちゃんにとって一番の安心なんですよ」
その一言で、張り詰めていた気持ちがふっとほどけました。

それまでの私は、「母親だから頑張らないと」「泣かせてはいけない」「家事も育児も完璧にしないと」と、勝手に自分を追い込んでいたんです。でも、赤ちゃんが求めているのは完璧なママではなく、“笑顔でいるママ”だったんだと気づきました。

それからは、思い切って昼間に寝るようにしました。洗濯がたまっていても、夕飯が冷凍うどんでもいい。赤ちゃんが寝たら自分も寝る。泣きたいときは泣く。そうやって少しずつ、自分を許せるようになっていきました。

自分を責めないために心がけた3つのこと

① 小さな休憩を意識的に取る

赤ちゃんのお世話で気が張り詰めていると、つい「休む暇なんてない」と思いがちです。でも私の場合、1日10分でも横になったり、コーヒーを飲んだりするだけで気持ちが落ち着きました。

最初は「たった10分?」と思ったのですが、意識的に体を休めることで、心の余裕が少しずつ生まれました。赤ちゃんは眠っていても、ママが落ち着いているだけで安心することが多いです。

② 誰かに話す・相談する

孤独を感じることが、気持ちを沈ませる大きな原因のひとつでした。夫や友人、産後ケアセンターのスタッフさんに「今こんな気持ち」と話すだけで、心が軽くなります。

「それくらい大丈夫」と言われるのではなく、「大変だね」と共感してもらえるだけで、自己否定の連鎖が止まるんです。私も夫に愚痴を聞いてもらったとき、涙が出てスッキリしました。

③ 完璧を目指さない

家事や育児で完璧を目指すと、できなかったことばかりに目が行き、自分を責めてしまいます。私は「今日は洗濯が全部できなくてもOK」「夕飯は簡単でいい」と考えるようにしました。

すると、少し肩の力が抜け、赤ちゃんとの時間も楽しめるようになりました。完璧でなくても、赤ちゃんはママの愛情をしっかり感じています。

「言葉」に救われた体験

私が一番助けられたのは、人からもらった言葉です。「泣いても大丈夫」「今日は無理しなくていい」「ママも休んでいい」こんな言葉をかけてもらえるだけで、心が少し軽くなりました。

もし自分が落ち込んだとき、ノートにこうした言葉を書き留めておくと、後で読み返すだけでも安心感が生まれます。

まとめ|産後うつかな?と思ったときに大切にしたいこと

① 自分を責めすぎない

産後うつかも…と思うと、つい自分を責めがちです。でも、赤ちゃんにとって大切なのは完璧なママではなく、「笑顔でいるママ」です。できないことがあっても、自分を責めすぎないことが大切です。

② 小さな休息を意識する

授乳やおむつ替え、家事に追われる毎日でも、10分でも横になったり、好きな飲み物をゆっくり飲むだけでも効果があります。心と体に少しの余裕を作るだけで、気持ちが落ち着きやすくなります。

③ 誰かに話す・共感してもらう

夫や家族、友人、専門家に「今こんな気持ち」と話すことで、孤独感や自己否定の連鎖がやわらぎます。話すことは弱さではなく、心を整える大切な手段です。

言葉の力を信じて

私が本当に助けられたのは、誰かからかけられた優しい言葉でした。「今日は無理しなくていいよ」「泣いても大丈夫」「ママも休もうね」こんな一言が、どれほど心を軽くしてくれるかは想像以上です。

辛い時は、自分で自分を励ます言葉をノートに書き留めておくのもおすすめです。後で読み返すだけで、少し勇気が湧いてきます。

最後に|ママも自分を大切に

産後うつかも…と思ったとき、大切なのは「完璧になろうとしないこと」と「自分を大切にすること」です。赤ちゃんにとって一番の安心は、ママが笑顔でいること。笑顔でいるためには、ママ自身が休むことも必要です。

もし今、泣きたい夜が続いても、それはあなたのせいではありません。少しずつ、自分の気持ちに寄り添いながら過ごしてみてください。辛い日々もいつか必ず落ち着き、振り返ったときに「頑張ったな」と笑える日がやってきます。

あなたの頑張りは、赤ちゃんにちゃんと届いています。そして、あなた自身も大切にしてあげてください。

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