「発達相談ってどんなところ?」不安だった私が実際に行ってみた話
子どもの成長は個人差があると分かっていても、周りと比べてしまって不安になることがあります。私も、息子が同じ月齢の子よりできないことが多く感じられ、胸の中にモヤモヤがずっと残っていました。「相談してみたいけど、どこへ行けばいいの?」「行ったら何をされるの?」と不安で一歩が踏み出せず、悩む日が続きました。
そんなとき、地域の保健センターで「発達相談」を利用できると知り、思い切って予約。実際に行ってみると、想像していたような“評価される場”ではなく、むしろ“話を聞いてくれる場所”でした。この記事では、私が発達相談へ行ったときの流れと、感じたことをまとめています。
相談しようと思ったきっかけ
きっかけは、息子のハイハイがほかの子より少し遅かったこと。比べる必要はないと分かっていても、SNSを見るたびに焦りが出てしまい、「専門の人に一度相談してみよう」と思いました。
予約方法はとても簡単だった
私が利用した地域の窓口では、電話やオンラインフォームから予約でき、対応も丁寧でした。相談は無料で、時間も1時間程度とゆったり取ってくれていました。
発達相談に行ったときの実際の流れ
① 到着して問診票を記入
まずは受付で問診票を記入しました。内容は、家での様子、気になること、いつ頃から気になっているのかなど、簡単なものが中心でした。書いているうちに自分の気持ちも整理でき、「あ、私はここが心配なんだな」と気づけたのが良かったです。
② 専門スタッフによるヒアリング
次に、保健師さんや相談員の方と一緒に、静かな部屋で話を聞いてもらいました。息子の成長について「これが遅れている」「こうしたほうがいい」と言われる場ではなく、むしろ私の気持ちに寄り添ってくれる雰囲気でした。「不安になるのは自然なことですよ」と言ってもらえたことで、気持ちがスッと軽くなったのを覚えています。
③ 子どもの様子を一緒に観察
おもちゃを使いながら、息子がどんな反応をするかを一緒に見てもらいました。スタッフさんは一つひとつの動きに優しくコメントしてくれ、「この月齢なら十分ですよ」「好きな遊びがあるんですね」とポジティブな言葉が多く、安心材料が増えました。
④ 家での過ごし方のアドバイス
相談の最後には、「無理のない範囲で試せる工夫」をいくつか教えてもらいました。日常の遊びの中でできる簡単な刺激の与え方や、赤ちゃんのペースを尊重した関わり方など、どれも実践しやすい内容でした。
発達相談に行ってみて感じたこと
「もっと早く相談してよかった」と心から思えた
相談前は緊張していましたが、実際に行ってみると“責められる”雰囲気は一切なく、安心できる場所でした。専門の人に話を聞いてもらうだけで、不安が半分以上軽くなった感覚がありました。
子どもの個性に目を向けられるようになった
相談後、息子の成長を「他の子と比べる視点」ではなく、「この子のペースを大切にする視点」で見られるようになりました。それが私にとって大きな変化でした。
家庭でできることが分かると安心感が増える
難しいことをする必要はなく、毎日の遊びや声かけの中でできる工夫を知れたのが助かりました。相談内容は“明日からすぐできること”が多く、育児の負担にもなりませんでした。
まとめ:発達相談は「不安を抱える親の味方」だった
発達相談は、決して特別なものではなく、子どもの成長に不安を感じたときに誰でも利用できる心強いサービスでした。気軽に相談していい場所であり、“一人で抱え込まなくていい”と教えてくれる場所でもあります。
もし同じように悩んでいる方がいれば、地域の相談窓口を利用してみるのも一つの方法です。安心できる情報を得られるだけでなく、親自身の気持ちも軽くなり、育児を前向きに進められるきっかけになります。



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