イヤイヤ期って本当に大変!
子どもが2歳前後になると、多くの家庭で「イヤイヤ期」がやってきます。やりたいことが通らないと泣いたり、物を投げたりする姿に、親はついイライラしてしまうこともあります。
私も初めてのイヤイヤ期では、毎日のように怒ってしまい、自分も子どもも疲弊していました。しかし、声かけの仕方を少し変えるだけで、気持ちが少し楽になった経験があります。
共感を最初に伝える
まず意識したのは、「まず共感すること」です。「そうだね、遊びたいよね」「それ、嫌だよね」と子どもの気持ちを受け止める言葉を最初にかけることで、子どもも落ち着きやすくなります。
最初に共感するだけで、次の指示やお願いもスムーズに受け入れてくれることが増えました。怒鳴るよりも、短い言葉でも「わかるよ」と伝えることが大切です。
選択肢を与える
次に取り入れたのは、「選択肢方式」です。「赤い服と青い服、どっちを着たい?」のように、子どもが自分で選べる環境を作ります。自分で決めたという満足感があると、イヤイヤが減ることがあります。
ただし、選択肢は2~3つまでに絞ることがポイント。選択肢が多すぎると逆に迷ってしまうため、シンプルにしてあげましょう。
声かけのタイミングと工夫
先回りして声をかける
イヤイヤは突然やってくるので、先回りして声をかけることも効果的です。たとえば、着替えの時間になりそうなときに「もうすぐお着替えの時間だよ」と事前に知らせるだけで、拒否が少なくなります。
「いつも突然だと嫌だよね」という気持ちを想像しながら声かけを工夫すると、子どもも気持ちを切り替えやすくなります。
短く、わかりやすい言葉で
イヤイヤ期の子どもは、長い説明や注意を理解しきれません。短く、わかりやすい言葉で伝えることが重要です。「手を洗おうね」「お片付けしてから遊ぼうね」のように、一つのことだけに絞ると効果的です。
長々と説明すると、逆に混乱してイヤイヤが増えることがあります。簡潔に、優しい声で伝えることがポイントです。
褒めるタイミングを逃さない
イヤイヤを乗り越えた瞬間には、必ず褒めることを意識しました。「自分で靴を履けたね」「ちゃんと手を洗えたね」と小さな行動でも声に出して褒めると、子どもは「やってよかった」と思いやすくなります。
褒めることで子どもが自己肯定感を持ち、次回も行動しやすくなる効果があります。
イヤイヤ期を少し楽にするコツまとめ
完璧を求めすぎない
イヤイヤ期は誰にでもある成長過程です。完璧にコントロールしようとすると、親も子どもも疲れてしまいます。「今日は1回泣いちゃったけど、まあいいか」と気持ちを緩めることが大切です。
日常の中に「やってみる」を取り入れる
毎日の生活の中で、子どもに少しずつ自分でやらせる習慣を取り入れると、イヤイヤが起こっても親子ともに落ち着きやすくなります。たとえば、自分で歯磨きのコップを持たせる、服を畳ませるなど小さなことから始めましょう。
まとめ|共感+選択肢+褒めるが鍵
イヤイヤ期を少し楽にするポイントは、共感で受け止める、選択肢を与える、褒めるの3つです。短い言葉で、先回りの声かけを意識すると、子どもも親もストレスが減ります。
イヤイヤ期は一時的なもの。親も自分を責めず、便利グッズや声かけの工夫を取り入れながら、毎日を少しでも穏やかに過ごしてみてください。



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